基礎知識マンションの値引きについて

マンションの値引きについて

マンションの値引きについてマンションの値引きについて

土地や一戸建て住宅を購入する際、値引き交渉が当たり前になっているように、マンションも購入時、値引き交渉ができます。

基本的に分譲がスタートしたばかりの新築マンションの場合、売り主側もまだ強気なので値引き交渉に応じるケースは稀ですが、マンションの着工が開始され、実際に建物が立ってくると、ほとんどの場合、値引き交渉が可能となります。また入居がはじまっている物件であれば1割以上の値引きが可能となるケースもめずらしくありません。

値引き交渉が可能になる理由は下記の通りです。

値引き交渉が可能になる理由

  • 着工前であれば購入者が内装などを自由に選べるが着工後はそれができない。(※つまり購入者の希望通りではない物件を売ることになる。)
  • 物件が売れないとモデルルームの運営費用がかさみ、企業側の収益を圧迫する。
  • 物件の建築費用を回収できないと借入金の金利がかさみ、企業収益を圧迫する。

例え値引きが可能となった物件でも、初期購入者への配慮から分譲開始時の価格は変えないケースがほとんどです。(つまり値引き交渉をしなければ価格は変わりません。)

これからマンションの購入を検討されている方は物件の分譲状況を見つつ、値引き交渉されることをお薦めします。

次に中古マンションの場合ですが、中古マンションの売却価格は売り主の希望に大きく左右されるため、当初は相場よりも高い価格で出ているケースが多く、販売開始から数カ月経過すると、売り主側が値段を下げてくるというパターンが多くなっています。

こちらは売り主が個人であるケースが多いことから、値引き交渉の幅についても大きく変動します。売り主としては売却交渉が長引けば長引くほど、費用負担が大きくなることから売却開始からどの程度の期間が経っているかを確認した上で、値引き交渉すると良いでしょう。

新築マンション同様、販売開始から時間が経っている物件程、値引き交渉ができるという点に変わりはありません。この点は覚えておくと良いでしょう。

マンション購入時、住宅ローンを組む事を考えると新築マンションや中古マンションの購入時の値引きは、その金額を大きく上回る価値があります。

もし駄目だったとしても交渉するのは無料です。購入したい物件が見つかったら遠慮なく値引き交渉をおこないましょう!